11月2日(木)プロダクトデザイナー及び建築家の佐藤圭多氏をお招きし、講演会&ワークショップを開催いたしました。佐藤氏はキヤノンでコンパクトカメラや一眼レフのデザインを手がけたのち独立し、事務所「SATEREO」を設立。ポルトガルと東京の2拠点で活動されています。
佐藤氏からプロダクトデザインの考え方やデザインの制作プロセスを具体的に学びながら、学生自身もワークショップで「ペットボトル」の課題を見つけ解決するというプロダクトデザイン体験をしました。
「プロダクトデザイン」とは?
自然の“もの”以外は必ずデザインした人がいる、身の回りの“もの”がどのように作られているかを知ることが、プロダクトデザインの入り口であることを身近な物を例に教えていただきました。
また、プロダクトデザインは工学を基本にしながらも、行動科学や社会科学や人文科学など多くの領域との横断的な連携が重要であることも述べられました。
ワークショップでは、佐藤氏が手がけられた子ども向けスツール「totte」の制作プロセスを例に学びながら、学生は身近な「ペットボトル」の課題を見つけ解決する為のデザインを考えました。ペットボトルの使用場面や使用する人の属性など様々なシーンを想定し、リサーチ作業を通じて課題を発見しました。観察力や幅広い分野への関心の大切さを実感できたと思います。実際に、学生からもたくさんのアイディアが生まれました。
最後に、佐藤氏から学生へメッセージをいただきました。
「“もの”に囲まれて人は生活しているけど、その “もの”にはひとつひとつデザインがあり、それを意識すると普段の生活が楽しくなる!デザインをきっかけに”もの"に関心を持つことで、“もの”を大切にする人が増えてくれたら嬉しいです。」
学科公式インスタグラムでも、ワークショップの様子を動画でご紹介していますのでご覧下さい♪