卒業生にお聞きしました!


第2回

大学生活編

~大学時代の様々な経験とロールモデルとの出会い~


人との関わりについてとても興味があった学生であったと語る深谷さん。第2回では、深谷さんがどんなキャンパスライフを送っていらっしゃったのか、当時のお話をお聞きします。

 

 

―まず、日本女子大学に様々な学科がある中で、なぜ、家政経済学科をお選びになったのでしょうか。はじめは教職課程を志していらしたそうですね。

 

深谷さん:小学1年生の頃の担任の先生がとても魅力的な家庭科の先生だったんですね。それで「この先生みたいになりたい!」と思って、家政学部に進んで家庭科の教員になりたいと思っていたんです。それから、家族関係や人とのかかわりについてとても関心があったからですね。

 

-なるほど。

では、大学生活以外で、学外体験やアルバイトなどはどのようなことをされたのですか。

 

深谷さん:ファミレスのウェイトレスみたいなこともしましたし、家庭教師もしました。それから百貨店での販売員や、大学の紹介で銀行の事務をしたりしていました。リクルートのインターンにも参加しましたね。こんな感じで、学外での接点が増えていく中で、社会活動の時間を増やしたくて、教職課程を履修しない道を選んだんです。

 

―たいへん幅広く社会経験されたんですね。外とのつながりの大切さがよく分かりました。

当時の印象的な授業やこの先生が記憶にすごく残っているというエピソードはありますか。

 

深谷さん:私の指導教官である広田寿子(ひろた・ひさこ)先生は、女子労働論(現 女性労働論)の第一人者でいらっしゃいました。先生はいろいろな社会運動にも取り組まれていたようで、アグレッシブな方でした。その一方で、とても家庭的な面をお持ちで、その先生から女性としてのしなやかさみたいなものも伝えていただきました。

広田先生から人として、女性として、ひいては日本女子大学の学生としてみたいなことを伝えていただいたことが1番思い出にも残っていますし、私の今のベースになっていると思います。

 

―大学では学問を学ぶことももちろん重要ですが、人との関りや社会体験、自分のロールモデルを見つけ、これからの自分の生き方を考えることも大切なんですね。ありがとうございます。

学科創設当時の家政経済学科スタッフ

(前列左から2番目が広田先生)


次回は、「就職活動とキャリア・チェンジ編」ということで、深谷さんの社会人としてのスタートとその後のキャリア形成についてお伝えします。1月28日掲載予定です。第3回もお楽しみに!

 

(家政経済学科3年生 A.T/R.T)