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小林ゼミ参加レポート:食品ロス削減イベント「mottECO(モッテコ) FESTA2024」


2024年7月29日(月)、飯田橋駅から徒歩5分のところにあるホテルメトロポリタンエドモンドで食品ロス削減をテーマとしたイベント「mottECO(モッテコ) FESTA2024」が開催され、関係省庁、自治体、自治体、大学、業界団体等がブースを出展し、パネルディスカッションや講演会も行われました。小林ゼミもブースを出展し参加させていただきました。また、食品ロス削減のための料理も試食するコーナーもありました。出展者のほかに、食品ロスの取り組みに興味がある学生や家族なども来場し、会場はにぎわっていました。

 

「mottECO(モッテコ)」とは、ドギーバックの新たな名称のことで、食べ残したら持ち帰るという、環境省や消費者庁、農林水産省が推奨する食品ロス削減の取り組みです。私たち小林ゼミのブースでは、オシャレに持ち運べるものや食洗器対応のもの、電子レンジ対応のものなど様々なドギーバックを展示しました。なかでも、容器を持ち帰る際にお金を支払い、後日返却することでお金が戻る仕組みのデポジット式の容器が注目されました。見慣れたドギーバックではなく円形であったため、多くの方の関心を引きました。

 

他の展示を見て、「持ち帰り」と「おいしさ」のトレードオフが課題ではないかと考えました。飲食店の出展者には、一番おいしい状態で食べてもらいたいという願いがありました。持ち帰ってしまうと、提供したときよりも味が落ちてしまうため、食べきれる量を選択できるようにすることも重要だという話を伺ったとき、お米の量が選択できる飲食店が増えていることを思い浮かべました。楽しく食べきることができるアイディアや、どうしても残ってしまったときに持ち帰るという複数の選択ができる仕組みをを取り入れることが鍵になってくるのだと考えました。

 

試食コーナーでは、いくつかのホテルのシェフが、食品を最大限に利用して捨てる部分をできるだけ少なくできるよう工夫した料理や、ホテルの宴会で余るものを再利用した料理がありました。いつも食べずに捨ててしまうバナナの皮を利用した肉巻きや煮干しの頭と内臓を利用したペンネなどがありました。どのメニューも食品ロスのためのメニューと言われなかったら気づかないような、素材の味を生かしたクオリティの高いもので、驚きました。

 

今回のイベントを通じて、色々な立場の方からお話を伺うことで、記事や取り組みを見るだけでは分からないことを、学ぶことができました。実際に取り組みを行っている方々は食品ロス削減のために熱い想いを持っていることを再確認し、日常生活で目にする食品ロス削減の取り組みに向き合うことが大事だと深く感じました。最前線で活動を進める団体が集まるこのイベントに参加できたことを光栄に思い、今後の学びに生かしていきたいです。

(家政経済学科3年 O.Sさん)